MDaemonサーバv25.5リリースノート
MDaemon 25.5.0 - 2025年9月9日
特記事項
[28444] MDaemon 25.5では、Windows 10、Windows Server 2012以上のOSが必要となりました。
変更点と新機能
MDAEMON サーバ
[27782] VBR機能は推奨されなくなったため、削除されました。
[28621] MDaemonのログに、AUTH認証情報と一致しないためメッセージを拒否した際、Fromヘッダのアドレスを記録するようになりました。
[28655] SSL/TLS機能に新しいオプション:"証明書の自動検出と、より新しい証明書を適用する"が追加されました。このオプションを有効にすると、MDaemonは起動時および日次のメンテナンス時に、MDaemon、Webmail、Remote Administrationで使用している各証明書の新しいバージョンを確認します。システム上の証明書が期限切れとなり、同じホスト名と全ての別名ホスト名を含む証明書がある場合、MDaemonは自動的にその証明書に切り替え、関連するサーバ機能の再起動を行います。このオプションは、デフォルトで有効化されています。
[10357] セキュリティ | セキュリティマネージャ | 送信者認証 に新しく"送信者変更権限"という画面を追加しました。この画面では、SMTP認証画面の認証アカウントの一致要件が有効になっている場合に、アカウントが、他のどのメールアドレスでメールを送信できるかを設定できます。通常(設定されていない場合)、アカウントは自身のメールアドレスまたはエイリアスからのみを差出人として、メールが送信できます。"送信者変更権限"を使用すると、*@example.comのようなワイルドカードアドレスをアカウント欄に使用して、ドメイン内のすべてのアカウントが送信可能な共通するアドレスを設定することができます。また、送信者アドレスにもワイルドカードを使用することで、パターンに一致する任意のアドレスで送信することもできます。
[28006] "復号化のできない暗号化方式を使って、パスワードを保存する"が有効になっている場合、強固なパスワードの最少パスワード長を15文字以上に設定できるようになりました。
[28117] 印の意味を説明する凡例を国別スクリーニング設定画面に追加しました。
[27967] ゲートウェイマネージャ画面に、"自動ゲートウェイ作成"機能を使っていない場合には、非表示になりました。
[25423] DMARC設定のPublic suffix file URLを現在推奨されている最新のURLに更新しました。
[28777] 国別スクリーニングの画面にある、"SMTP以外をブロックし、認証を無効化する"の文言を、分かりやすくするために、 "認証を禁止する"に変更しました。
[28822] ポート番号の設定ダイアログから、LDAPポート番号欄を削除しました。ポート番号の指定は、引き続き、LDAP設定画面から行なうことができます。
[22966] MultiPOPの"ダウンロードするメッセージサイズ"の上限値の指定で、5桁までの数字の指定が行えるようになりました。
[20947] X 日間、使用の無いアカウントを無効化する機能において、アカウントが作成されてからX日間以上、使用の無いアカウントも無効化されるようになりました。
[23130] "構成ファイルのバックアップ"の取得対象に、\MDaemon\PEM\ フォルダを含めるようになりました。
REMOTE ADMINISTRATION
[28658] メイン | グループ | 編集 のページに、ActiveDirectoryグループと連携情報を入力できる欄を追加しました。
[28618] Webmail設定のカスタムリンク画面に、いくつかのマクロを使うためのオプションが追加されました。
[28734] アカウントマネージャ | 編集 | 共有フォルダ | アクセスコントロールリストを編集 の画面で、共有フォルダに対して、"サブフォルダへ適用"が使用できるようになりました。
[28731] MDRAにおいて、統計ログのページに、現在の統計データベースのサイズの表示を行なうようになりました。
WEBMAIL
[28551] 公開スケジュールにおいて、予約スケジュールの表示で、電話番号、住所、メモ欄を必須にしたり、隠したりするオプションを追加しました。
[28660] Webmailにおいて、メッセージの作成時に、メールの送信者をアカウントに紐づいた"送信者アドレス"にすることができるようになりました。この機能はデフォルトで有効です。もし、この機能を無効にする場合、\MDaemon\WorldClient\Domains.iniを開き、[Default:UserDefaults]セクションに、ComposeWithSendAsAddresses=No というパラメータに編集します。各アドレスの表示名は、AllowEditAliasDisplayName パラメータが有効になっている場合、Proテーマ上でセットすることができます。
[28661] Proテーマにおいて、メッセージのコピーや移動のダイアログに、"フォルダを検索"の入力欄を追加しました。
[28521] Webmailは、MDaemonがシャットダウンされた時に、ユーザー セッション情報を保存し、起動時に読み込むようになりました。
[28656] Webmailは、公開された予定表内の予定表のカスタムカラーを保持するようになりました。
[28722] Proテーマにおいて、自動フォーマット機能を使用していない日付の先頭のゼロを追加するようになりました。
[28679] 2段階認証の確認コードメールにテキスト/プレーンテキスト形式が含まれるように、携帯キャリアのSMSゲートウェイが使用できるようになりました。
WEB会議サーバ
[21211] MDaemon Webmail Proテーマから接続できるWeb会議サーバ機能を追加しました。設定は、Remote Administrationの メイン | Web会議サーバ から行えます。Proテーマの上部ナビゲーションバーに ”Web会議サーバ"ボタンを追加しました。このボタンをクリックすると、Web会議ページが開き、Webmail経由でWeb会議サーバへ接続できます。Web会議サーバの使用にあたっては、Windows 10 / Windows Server 2016 以降が必要となります。
その他
[28595] ログビューアが進化しました。ログデータの更新を行った際、セッションの色を保持するようになりました。
[26854] Antivirusにおいて、IKARUS AVがスキャンできないエラーコードを返してきた際、より詳細なログを記録するようになりました。
[4727] スパムフィルタ機能において、プロキシーサーバを経由したSA-Updateを使用する際、HTTP_PROXY環境変数での指定ができるようになりました。
[27805] HTTPを使用するMDaemonの全てのコンポーネントは、Proxy設定で指定された内容で行うようになりました。
[28498] XML APIが有効になっており、リクエスト元のIPアドレスがアクセスを許可している場合、AutoDiscoverサービスはXML APIへのURLを返すようになりました。プロトコルタイプは "MDXMLAPI" です。
[28376] MDaemonのインストーラーは、MDStats.exe、CFilter.exe、および ASLogView.exe が開いたままになっていると、再起動が必要となる場合があり、それを避けるため、これらのファイルを終了するようになりました。
[28493] SpamAssassinのバージョンを4.0.1へと更新しました。
修正点
[28601] CalDAVにおいて、パブリックと共有フォルダの表示名が正しく表示されなかった問題を修正しました。
[28663] Proテーマにおいて、メッセージリストの詳細検索ダイアログで、日付指定が正しく機能しなかった問題を修正しました。
[28650] Proテーマにおいて、サインインページのパスワード変更時に、誤った警告メッセージが表示される問題を修正しました。
[28648] Proテーマにおいて、AI機能を有効にしていた場合、サイズの小さいモバイル端末で、添付ファイルの表示が行えなかった問題を修正しました。
[28563] Proテーマにおいて、設定のフォルダ画面で表示されるフォルダリストが、個人、パブリック、共有フォルダの区別なく表示される問題を修正しました。
[28586] Proテーマにおいて、長い名前の予定表名を使った際、予定表のリストの名前の一部しか表示されなかった問題を修正しました。
[28662] MDRAにおいて、メッセージインデックス画面での検索結果のフォルダ、理由、結果の項目が英語で表示される問題を修正しました。
[28640] Proテーマにおいて、時々、メッセージプレビューからの印刷を行った際、正しくないメッセージが印刷される問題を修正しました。
[28572] WorldClientとProテーマにおいて、MDaemonの共有フォルダ機能が無効化されていた際、パブリックフォルダも参照できなかった問題を修正しました。
[28673] Proテーマにおいて、新しいフォルダの作成時に、不正な文字が使用されると、Internal Errorのエラーメッセージが表示される問題を修正しました。
[28625] MDRAにおいて、複数のメールボックスからメッセージを削除すると、エラーが発生する問題を修正しました。
[27915] Proテーマにおいて、作成したメールの引用ブロックが、メールの送信後、見え方が変わってしまう問題を修正しました。
[28687] MDRAにおいて、メッセージ検索の結果が全てのドメインからの結果で表示される問題を修正しました。
[28690] Proテーマにおいて、新しく作成した予定の、予定表の色が保存されなかった問題を修正しました。
[28697] Proテーマにおいて、予定のドラッグ&ドロップができない問題を修正しました。
[28710] Proテーマにおいて、パブリックフォルダや共有フォルダの最上位のフォルダをクリックすると、パブリックフォルダと共有フォルダのプレフィックスを含んだ名前に変更される問題を修正しました。
[28693] LookOutとWorldClientテーマにおいて、署名エディタ内の署名で使用できる、MAPとAREAのタグが削除される問題を修正しました。
[28694] MDRAにおいて、署名エディタ内の署名で使用できる、MAPとAREAのタグが削除される問題を修正しました。
[28729] MDRAにおいて、エイリアスの編集画面で、OKやキャンセルのボタンが機能しなかった問題を修正しました。
[28736] MDaemon Configuration Sesseionにおいて、ログファイルが急激に大きくなっていくと、画面の反応が無くなる場合がある問題を修正しました。
[28611] Webmailの外部カレンダー更新において、カレンダーサーバから予定が削除されても、更新されなかった問題を修正しました。
[28738] MDRAにおいて、アカウントマネージャにあるフィルタ検索のリアルネームフィールドに、キリル文字を使うと結果が返ってこない問題を修正しました。
[28763] Proテーマにおいて、MDaemon Instant Messengerのダウンロードができない問題を修正しました。
[28764] LookOutとWorldClientテーマにおいて、連絡先の電子メールアドレス欄に、64文字を超えるメールアドレスを入れることができなかった問題を修正しました。
[28766] MDRAにおいて、BadキューにあるRAWファイルが表示されない問題を修正しました。
[28758] 2段階認証を有効にしていると、Google Anthenticatorアプリに、誤ったドメイン名が表示される問題を修正しました。
[28755] Proテーマにおいて、「仕事」と「メモ」画面の検索ボックスに入れた結果が、フィルターされていなかった問題を修正しました。
[28478] XML API において、「転送先アドレスの編集」権限を持つアカウントが転送設定の取得や設定ができない問題を修正しました。
[28821] ダイナミックスクリーニングにおいて、ワイルドカードを使った信用するIPsを使用できなかった問題を修正しました。
[28818] ActiveSyncにおいて、EAS 16.0 以降のクライアントを使用して送信されたメッセージが配信されない場合がある問題を修正しました。
[28820] MDRAにおいて、XML API アドレス制限からエントリを追加/削除できない問題を修正しました。
[28796] XML APIにおいて、XMINGERの操作で、リストの購読とリストの購読解除アドレスの処理をしなかった問題を修正しました。
[28594] XML APIにおいて、一部のサンプルスクリプトで、URLパスに /MDMgmtWS ではなく、/API が使用されていた問題を修正しました。
[28829] XML APIにおいて、転送を設定するUpdateUserの操作で、要素が見つからないとなるエラーが返される問題を修正しました。
[28647] RAWキュー内で処理される前にMDaemonサービスの再起動が行われると、DMARC集計レポートが送信されない問題を修正しました。
[15809] Webmailにおいて、連絡先の検索で、ASCII文字以外の文字で大文字と小文字が区別される問題を修正しました。
[28828] ActiveSyncにおいて、クライアントが同期応答を受信している間に、ActiveSyncサーバが停止されると、クライアント側で、再度フォルダ同期を行う必要となる場合がある問題を修正しました。
[28843] Proテーマにおいて、ボイスレコーダのトラックの編集や削除を行なう際、ブランクのページが表示される問題を修正しました。
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